『私たちはどうかしている』感想とレビュー
出典:安藤なつみ|私たちはどうかしている|講談社|BE・LOVE
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●タイトル|私たちはどうかしている
●作者|安藤なつみ
●レーベル|講談社コミックスBL
●巻数|既刊18巻(2023年1月現在)
●単行本1巻の発売年|2017年
●ジャンル|恋愛、サスペンス、ミステリー
●実写化:あり(テレビドラマ)
●個人的・好み度:★★★★☆
・全体の内容:★★★★☆
・恋模様:★★★☆☆
・作画:★★★★☆
・キュン度:★★☆☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):★☆☆☆☆
・セリフ:★★★☆☆
・主人公(女)の好み度:★★★☆☆
・主人公(男)の好み度:★★★☆☆
・他キャラクターの好み度:★★★☆☆
●主人公
・花岡 七桜(はなおか なお)
・高月 椿(たかつき つばき)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
作者・安藤なつみさんの漫画は初見。
絵とタイトルに惹かれて読んでみるとサスペンスとミステリー色が思いのほか強くて、それに合わせて主人公ふたりの恋模様は複雑。
和菓子についてはとても丁寧に美味しそうに描かれていて、食べたくもなるけれど作ってみたくもなる気持ちにさせられる。
ストーリー、恋模様、和菓子どれも気になる要素で溢れていて面白い作品だった。
若旦那を殺した犯人は本当に七桜の母親だったのか?と真犯人が誰なのかを巡るストーリーの展開は、この人が犯人だ!と思っても違い、これでもか…これでもか!となかなか真実に辿り着けないけれど飽きることなく読み続けられたし、本当に真実がわかる時でさえ、やっぱりか!…え、え!?あ〜…といった具合だった。(笑
キャラクターは椿の母親が一番濃くて怖い。
目的のためには手段を選ばない。そしてとにかくしぶとい。
最後まで読むとまぁ憎みきれない…か?とはなったけれどもね。(笑
多喜川という男は最初から何か嫌だなって印象があったけど、最後までそれが変わらなかったな。
途中、七桜が多喜川とのことで揺れるあたりもちょっと好きじゃなかった。
七桜と椿の恋模様はキュンとすることより切ない方が多いけれど、椿が七桜を想う気持ちの在り方が良くて、表情・セリフ・行動から想いがわかる時は胸がグッとなる。
椿がとても良きだった。
本編は16巻で終わり続編が17巻から発売されている。
ひとまず16巻まで読み終えたので感想をまとめてみた。
今は読み終えた満足感に満たされているので続編はもう少し経ってから読もうかな。
☆。