遙かに満ちる

漫画で満たされた至福の時間の覚え書き。

『同級生』感想とレビュー

出典:中村明日美子|同級生|茜新社OPERA

OPERA | 同級生

 

●タイトル|同級生

●作者|中村明日美子(なかむら あすみこ)

●出版社 / 掲載誌|茜新社 / OPERA

●レーベル|EDGE COMIX

●巻数|全1巻

●単行本1巻の発売年|2008年

●ジャンル|BL(学園)

実写化|なし(2023年1月現在)

 

 

●個人的・好み度:★★★★★

・全体の内容:★★★★☆

・恋模様:★★★★★

・作画:★★★★★

・キュン度:★★★★☆

・性描写(描かれている割合と程度):★★☆☆☆

・性描写2(描き込みの程度):★★☆☆☆

・セリフ:★★★★★

・主人公(攻め)の好み度:★★★★☆

・主人公(受け)の好み度:★★★★☆

・他キャラクターの好み度:★★★☆☆

・BLコミック初見さんへのおすすめ度:★★★☆☆

(ストーリーが読みやすい。画風が好みであればおすすめ。)

 

 

●主人公

・草壁 光(くさかべ ひかる)/攻め(金髪、バンドマン、社交的で明るい)

・佐条 利人(さじょう りひと)/受け(黒髪、真面目)

 

●感想とレビュー(ネタバレなし)

BL漫画との初めての出会いは学生の頃。

同じクラスの子が持っきていた漫画の中から1冊パラパラとめくって見た時、今まで見たことのない絵の綺麗さに衝撃を受けた。

その時の作品が中村明日美子さんの『鶏肉倶楽部』。

中村明日美子さんの作品を調べてBL作家であることも知り、そこから一気にBLへ興味を持つようになったけれど「BL」というだけで毛嫌いしていたような私が今ではどっぷりとハマるほど好きになったのは間違いなく最初に出会ったのが中村明日美子さんの作品だったから。独特な絵の綺麗さと世界観は本当に衝撃だった。

『同級生』は全体のストーリーとしてはそれほど変わった要素は入っていないけれど、中村明日美子さんの独創性は絵だけじゃなくストーリーもものすごい作品が多い。

苦しいものや痛々しいものまである。

それでも引き込まれて読まずにはいられなくなるのは中村明日美子さんの絵とストーリーがしか作り出せない魅力に溢れているからだと思う。

 

『同級生』の二人の主人公は学生らしい初さが可愛いらしくて度々キュンキュンさせられるし、学生らしい悩みを抱えながらお互いを思い合う生活感が懐かしくなったり、二人を見守りながら読み進めていく感覚になるところもこの作品の面白さの一つかもしれない。

中村明日美子さんの作品の中ではとても読みやすい作品だし、BLコミックの中でも読みやすい作品になっていると思う。

草壁と佐条はどちらもとても可愛いくて、二人の可愛いさが合わさってとにかくいつも可愛いくて可愛いさが増しに増している状態。(笑

二人のやりとりのテンポが良くて面白いところも多々あり、相性の良さが感じられるのもまた可愛い。(笑

 

私としたことが『同級生』のその後を描いたシリーズ作品のうち『blanc』と『home』を未だ読めていない!

今年中に購入して読みますっっ。

 

 

☆。