遙かに満ちる

漫画で満たされた至福の時間の覚え書き。

『悪魔で候』感想とレビュー

出典:高梨みつば悪魔で候集英社別冊マーガレット

悪魔で候 1/高梨みつば | 集英社コミック公式 S-MANGA

 

●タイトル|悪魔で候(あくまでそうろう)

●作者|高梨みつば

●出版社 / 掲載誌|集英社 / 別冊マーガレット

●レーベル|マーガレットコミックス

●巻数|全11巻(単行本)、全7巻(文庫版)

●単行本1巻の発売年|1999年

●ジャンル|恋愛(学園)

実写化|あり(台湾テレビドラマ)

 

 

●個人的・好み度:★★★★★

・全体の内容:★★★★★

・恋模様:★★★★★

・作画:★★★★☆

・キュン度:★★★★★

・性描写(描かれている割合と程度):★☆☆☆☆(ほぼ無し)

・セリフ:★★★★☆

・主人公(女)の好み度:★★★★☆

・主人公(男)の好み度:★★★★★

・他キャラクターの好み度:★★★★☆

 

 

●主人公

・斉藤 茅乃(さいとう かやの)

・江戸川 猛(えどがわ たける)

 

●感想とレビュー(ネタバレなし)

この漫画は今まで何っ度読み返したかわからないほど大好きな作品。

単行本が発売された当時に全巻買い揃えて今も大切に持っている。

ストーリーは少女漫画ではあるあるな設定と展開が詰まっているものの、その展開一つずつが浅すぎず無駄がなく描かれているから、どの展開の時の話を思い出してもその時の印象的な場面やキュンとした場面が残っている。

恋愛、友情、家族、どれもが全体を通してよくまとめられた良い話なんだ。。本当に。

男性キャラがV系寄りであるし、この頃の高梨みつばさんの絵は今の画風とは違って少し人間味のある目鼻口と線の濃さが印象的だから、絵の好みで選んで読んでいないという方もいるんじゃないかと思うけれど、それでも!できれば読んでほしいっ!とおすすめしたい。

 

茅乃はよく泣くし怒るし、お節介なほど優しくて人のために動ける逞しさを持っている人思いな女の子。

特別可愛い設定ではないところがさらにグッ。

触るとぷにぷに感がほど良く気持ちよさそうな体型で、走る時や怒って歩く時にドスドスと表現しているところも可愛い。猛くんにイジられる時も最高っ。笑

そんな茅乃の良さを猛くんはすべてわかっていて、茅乃だから好きになったんだというのが読んでいる中でジワジワと伝わってきて堪らないぃ。

猛くんのカッコ良さは見た目はもちろん完璧だけれど内面にも隙がない。

そう。カッコ良さに隙がない!!!!

細かく言うとキリがないからここでも抑えはするけれど猛くんの魅力は尽きることがない。口が悪くてもヤンチャでも、相手のことをよく見ていて決して傷つけはしないし、時にぶつかる事があっても相手のことを考えた上でとっている言動・行動であって結局はすべてが猛くんの優しさが詰まったものでしかないし、たまに最強な可愛いさ全開でもうわけがわからんっ。

髪の毛はツンツンにしたり結んだり降ろしたり色々と変わるけれどどれも良しっ。

どれがいいなんて選べない。どれも良しっ!

見た目に関しては猛くんに限らずどのキャラクターも髪型や服装に変化がありオシャレでそこを見るのも楽しみの一つ。

キュン度はふんだんにあるのに加えてギャグ要素も満載。

是非、手書きで書かれている小さなセリフのやり取りまで残さずに読んでみてほしい。

 

個人的に猛くんが大好きなのもあるけれど、悪魔で候はそれだけじゃないんだよ。

私もまた読みたくなった。

猛くんに逢いたいっ。

 

 

☆。