『リカー&シガレット』感想とレビュー
出典:座裏屋蘭丸|リカー&シガレット|幻冬舎|リンクス
●タイトル|リカー&シガレット
●作者|座裏屋蘭丸(ざりや らんまる)
●出版社 / 掲載誌|幻冬舎 / リンクス
●レーベル|バーズコミックス リンクスコレクション
●巻数|全1巻
●単行本1巻の発売日|2018年
●ジャンル|BL(幼馴染)
●実写化|なし(2023年09月現在)
●個人的・好み度:★★★★☆
・全体の内容:★★★★☆
・恋模様:★★★★☆
・作画:★★★★★
・キュン度:★★★☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):★★★☆☆
・性描写2(描き込みの程度):★★★☆☆
・セリフ:★★★☆☆
・主人公(攻め)の好み度:★★★★☆
・主人公(受け)の好み度:★★★☆☆
・他キャラクターの好み度:★★☆☆☆
・BLコミック初見さんへのおすすめ度:★☆☆☆☆
(性描写が許容範囲内であれば、おすすめ度は★★★☆☆)
主人公
・カミロ/攻め(長髪、男前、優しい、溺愛)
・テオ/受け(金髪、意地っ張り、ノンケ)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
座裏屋蘭丸さんの漫画で初めて買ったのがこの作品。
外国が舞台で登場人物も外国人同士の絡みなのが新鮮で、絵がかなりタイプで購入。
絵柄がとても美しくて、影と光の入り方がとても綺麗。目も好き。
「美しい」って言葉が一番当てはまる絵柄が本っ当に素敵。
あっさりではないけれど濃すぎない肉体の描き込み具合も素敵すぎる。
無駄な線が無いというか、デッサン力がすごい。
イチャエロの時には体と表情の艶が一気に増して、エロの絡み具合も最高。
とにかく本当に素敵すぎる。
内容は幼馴染同士の話らしく可愛いらしいやり取りやすれ違いがあるけれど、大きな問題は特に無くゆっくり二人だけの関係に集中して読めるのが良かった。
受けがノンケなのに初めてのイチャエロ行為をサラーッと進めて描かれる漫画も多くて、私としてはもう少し慣らすコマを増やすか慣らした要素を含ませるかをして「時間をかけた設定」で描いてほしいと思うのだけれど、本作ではそれも満足。
ただその分、最後までのイチャエロなシーンは少ない。
それでも物足りなさは無いし、むしろ「時間をかけた」からこそより高まって”来る”ものがあるってことよ。(笑
カミロが黒髪・長髪なのがズルいと思うほどに似合う男前だし、とにかく優しいし、エロの時の色気なんて爆発しているのに、テオへの溺愛ぶりは本当に可愛い。最高。
絵も素敵だし、内容も良くて座裏屋さんにがっつりハマるきっかけになった本作はとにかく良きだった。
座裏屋さんの作品を初めて読むなら、個人的にはまず先に本作から読むのがおすすめ。
デビュー作の『PET契約』を読んだ時、先に出会っていたのが『リカー&シガレット』で良かったなという感想だったから。(笑
☆。