『性の劇薬』感想とレビュー
性の劇薬 特設ページ | BOYSFAN | ジャンルの垣根を超えるBLコミックレーベル【ボーイズファン】
●タイトル|性の劇薬
●作者|水田ゆき
●出版社 / 掲載誌|ジュネット / 掲載誌なし
●レーベル|ウォー!コミックス ピアスシリーズ
●巻数|全1巻(『性の劇薬 Re:life』 のタイトルで続編あり)
●単行本1巻の発売年|2019年
●ジャンル|BL(監禁・調教)
●実写化|あり(映画)
●個人的・好み度:★★☆☆☆
・全体の内容:★★☆☆☆
・恋模様:★☆☆☆☆
・作画:★★☆☆☆
・キュン度:★☆☆☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):★★★☆☆
・性描写2(描き込みの程度):★★★☆☆
・セリフ:★☆☆☆☆
・主人公(攻め)の好み度:★☆☆☆☆
・主人公(受け)の好み度:★☆☆☆☆
・他キャラクターの好み度:☆☆☆☆☆
・BLコミック初見さんへのおすすめ度:☆☆☆☆☆
主人公
・余田 龍二(よでん りゅうじ)/攻め(年下、医者、執着)
・桂木 誠(かつらぎ まこと)/受け(年上、サラリーマン、真面目)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
実写化されたことで知った作品。
絶対に実写版は見ないけれど内容が気になったため漫画を読んでみた。
ストーリーとしては悪くないのに、感情の変化と展開の流れについてもう少し深く書き込まないといけないところがあると感じる。
だから、監禁・調教やエロの場面は多めに盛り込まれていてもそこに昂りを感じない。
個人的な意見として、BLあるあるだなと思う。
必要な細かさと深みがなくて展開が早い。
それでいてエロは多く描かれるから、キャラクターの心情が入っていなくてただエロいだけのうっすい作品になっているパターン。
BLだからってエロければいいんじゃないんだよな。
本作はそこまでではないけれど、もう少し展開の流れはゆっくりとしていた方が良かったと思う。
表情ももう少し・・個人的にトータルで「もう少し」といった感想だった。
☆。
『ヤマトナデシコ七変化』感想とレビュー
出典:はやかわともこ|ヤマトナデシコ七変化|講談社|別冊フレンド
『ヤマトナデシコ七変化 (1)』(はやかわ ともこ)|講談社コミックプラス
●タイトル|ヤマトナデシコ七変化
●作者|はやかわともこ
●巻数|全36巻
●単行本1巻の発売年|2000年
●ジャンル|恋愛(学園)、ラブコメ
●実写化|あり(テレビドラマ)
●個人的・好み度:★★★☆☆
・全体の内容:★★★☆☆
・恋模様:★★☆☆☆
・作画:★★☆☆☆
・キュン度:★☆☆☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):☆☆☆☆☆
・セリフ:★☆☆☆☆
・主人公(女)の好み度:★★☆☆☆
・主人公(男)の好み度:★★☆☆☆
・他キャラクターの好み度:★★☆☆☆
主人公
・中原 スナコ(なかはら すなこ)
・高野 恭平(たかの きょうへい)
・織田 武長(おだ たけなが)
・遠山 雪之丞(とおやま ゆきのじょう)
・森井 蘭丸(もりい らんまる)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
1話毎に起承転結があってパターンがだいたい同じだから、続きが気になるから読むというより、話の中身が面白いか面白くないかの違いを楽しむのと、主人公ふたりの結末を見届けるために読んでいくような漫画。
この漫画は何巻まで集めたかな・・恐らく25巻あたりまでは集めていたと思う。
でも頑張りきれずに断念して、あとは古本の立ち読みで済ませた。
最終巻を読んだ時の感想は、期待は少しはしていたものの、それとは違う予想していた通りの終わり方でちょっとガッカリだった。(笑
当時、漫画を読んでいる友達同士で、登場する美少年キャラ4人の中で誰が良いかと盛り上がったり、ビジュアル系でラブコメなのも面白かったし、とても好きな漫画だった。ただ、巻が進むにつれて飽きてしまったことと、やっぱり終わり方が少し残念で今の個人的な好み度は本当は星2つ。
それでも長いことお世話になった思いと当時の思いを込めて星3つ。
(武長派が多かったしその理由もわかるけど、私は恭平派だったな。)
☆。
『リカー&シガレット』感想とレビュー
出典:座裏屋蘭丸|リカー&シガレット|幻冬舎|リンクス
●タイトル|リカー&シガレット
●作者|座裏屋蘭丸(ざりや らんまる)
●出版社 / 掲載誌|幻冬舎 / リンクス
●レーベル|バーズコミックス リンクスコレクション
●巻数|全1巻
●単行本1巻の発売日|2018年
●ジャンル|BL(幼馴染)
●実写化|なし(2023年09月現在)
●個人的・好み度:★★★★☆
・全体の内容:★★★★☆
・恋模様:★★★★☆
・作画:★★★★★
・キュン度:★★★☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):★★★☆☆
・性描写2(描き込みの程度):★★★☆☆
・セリフ:★★★☆☆
・主人公(攻め)の好み度:★★★★☆
・主人公(受け)の好み度:★★★☆☆
・他キャラクターの好み度:★★☆☆☆
・BLコミック初見さんへのおすすめ度:★☆☆☆☆
(性描写が許容範囲内であれば、おすすめ度は★★★☆☆)
主人公
・カミロ/攻め(長髪、男前、優しい、溺愛)
・テオ/受け(金髪、意地っ張り、ノンケ)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
座裏屋蘭丸さんの漫画で初めて買ったのがこの作品。
外国が舞台で登場人物も外国人同士の絡みなのが新鮮で、絵がかなりタイプで購入。
絵柄がとても美しくて、影と光の入り方がとても綺麗。目も好き。
「美しい」って言葉が一番当てはまる絵柄が本っ当に素敵。
あっさりではないけれど濃すぎない肉体の描き込み具合も素敵すぎる。
無駄な線が無いというか、デッサン力がすごい。
イチャエロの時には体と表情の艶が一気に増して、エロの絡み具合も最高。
とにかく本当に素敵すぎる。
内容は幼馴染同士の話らしく可愛いらしいやり取りやすれ違いがあるけれど、大きな問題は特に無くゆっくり二人だけの関係に集中して読めるのが良かった。
受けがノンケなのに初めてのイチャエロ行為をサラーッと進めて描かれる漫画も多くて、私としてはもう少し慣らすコマを増やすか慣らした要素を含ませるかをして「時間をかけた設定」で描いてほしいと思うのだけれど、本作ではそれも満足。
ただその分、最後までのイチャエロなシーンは少ない。
それでも物足りなさは無いし、むしろ「時間をかけた」からこそより高まって”来る”ものがあるってことよ。(笑
カミロが黒髪・長髪なのがズルいと思うほどに似合う男前だし、とにかく優しいし、エロの時の色気なんて爆発しているのに、テオへの溺愛ぶりは本当に可愛い。最高。
絵も素敵だし、内容も良くて座裏屋さんにがっつりハマるきっかけになった本作はとにかく良きだった。
座裏屋さんの作品を初めて読むなら、個人的にはまず先に本作から読むのがおすすめ。
デビュー作の『PET契約』を読んだ時、先に出会っていたのが『リカー&シガレット』で良かったなという感想だったから。(笑
☆。
『H E A V E N!!』感想とレビュー
出典:清野静流|H E A V E N!!|講談社|別冊フレンド
『HEAVEN!!(1)』(清野 静流)|講談社コミックプラス
●タイトル|H E A V E N!!
●作者|清野静流(せいの しずる)
●巻数|全3巻
●単行本1巻の発売年|2003年
●ジャンル|ラブコメ
●実写化|なし(2023年09月現在)
●個人的・好み度:★★★★☆
・全体の内容:★★★★☆
・恋模様:★★★☆☆
・作画:★★★☆☆
・キュン度:★★☆☆☆
・性描写(描かれている割合と程度):☆☆☆☆☆
・セリフ:★★★★☆
・主人公(女)の好み度:★★★☆☆
・主人公(男)の好み度:★★★☆☆
・他キャラクターの好み度:★★★☆☆
主人公
・宇崎 雅春(うざき まさはる)
・慶寿(けいじゅ)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
清野静流さんの作品といえば、『POWER!!』や『純愛特攻隊長!』の方がピンとくる人が多いんじゃないかと思う(勝手な予想)。
私からするとその2作が未読で、2作の間に発売された『HEAVEN!!』こそ!注目してほしい作品。
1巻を立ち読みでチラッと読んだ時に声を我慢するのが大変なほどにツボってしまいそのまま購入。その後の続巻は新巻で購入した。
少女漫画らしい青春的なストーリーでもあるのに、コメディ要素がかなり強い。
そしてこのコメディの部分が当時の私のツボにハマりまくっていた。
「ぬいぐるみが動く」のは可愛いくてズルくて面白い。
少女漫画では信じられないほど鼻血がたくさん出る。
何度笑わせてもらったことか。(笑
それでいて青春的な展開もちゃんとしているから「少女漫画」として楽しめるんだと思う。
全3巻というあっさり具合も良い。
☆。