『宵の嫁入り』感想とレビュー
●タイトル|宵の嫁入り(よるのよめいり)
●作者|七尾美緒(ななお みお)
●レーベル|フラワーコミックス
●巻数|全9巻
●単行本1巻の発売年|2018年
●ジャンル|恋愛、ファンタジー
●実写化|なし(2023年02月現在)
●個人的・好み度:★★★★☆
・全体の内容:★★★★☆
・恋模様:★★★★★
・作画:★★★★☆
・キュン度:★★★★★
・性描写(描かれている割合と程度):★☆☆☆☆
・セリフ:★★★★☆
・主人公(女)の好み度:★★★☆☆
・主人公(男)の好み度:★★★★★
・他キャラクターの好み度:★★★★☆
●主人公
・三条 宵(さんじょう よる)
・月島 暁人(つきしま あきと)
●感想とレビュー(ネタバレなし)
読み始めてから単行本の5・6巻あたりに入った時に、理解しているようで理解しきれていないことに気がつき、ちょこちょこと遡って読み返しながら読んだ。(笑
ただ私の理解力が無さすぎるだけだと思うけれど、思っていたよりファンタジーの内容が濃かった。
この作品をネタバレなしで感想を書くのは非常に難しいぃぃ。。
ファンタジーの部分に触れると即ネタバレになってしまう。(笑
でも、強いて言いたいことは「すれ違い」と、「溺愛っぷり」と、「ギャグの面白さ」について。
この漫画の最大のミソは「すれ違い」のせいで拗れまくっている二人の関係性。
これがあるから、より月島の良さと「溺愛っぷり」が際立つ。
月島の宵に対する溺愛っぷりはとにかく甘い。
腹黒さを秘めたSっ気で攻めてくることもあれば、激甘で来ることもあり。
溺愛ものが好きな人には間違いなくハマると思うし、そうじゃなくても月島のイケメンっぷりにはハマると思うし、とにかく月島が良きっ。(笑
胸がギュッとなる苦しそうでなんとも言えない表情の時の月島はたまらない。
宵の大胆な発言や見当違いなことを言われて面食らってしまう月島は可愛い。
嬉しそうに照れる月島も本当に可愛い。たまらないぃ。(笑
そしてギャグの面白さ。
全体的にずっとおもしろいセリフや場面が多くて、読みながら声にして笑ってしまうことが多々あるほどギャグセンスが良い。
登場キャラクターの中に家政婦の富子さん(とみこさん)という人がいて、この人は特にキーマン。
今まで読んだ少女漫画の中で、セリフの中にあんなにハッキリと言い放つ下ネタがあっただろうかというほどの衝撃的なコマがあって(下品なものではない)、そこのコマを読む時は声を出さずに笑わずにはいられない。(笑
あと、飼っている猫もおもしろくて度々爆発する。(笑
あらすじに書くときに少し変な表現かと悩んだけれど、やっぱりこの作品を一言で表すと「溺愛ラブコメファンタジー」が合っていると思う。
作画もキレイで、セリフが特に素敵だと感じた。
宵の言葉の言い回しがちょっといい子すぎやしないか?という部分はあったけど。
あと、男性キャラクターの髪型で、左右の耳の下から外ハネでピンッと描かれている部分が一度気になりだすとずっと気になってしまう現象も何度か起きたけれど、それもなんだかんだで結局は似合ってるし良きっ!
溺愛の甘さと、笑いを欲した時にまた読みたい。
☆。